ハム愛好家にとって特別な日、「ハムの日」に焦点を当て、その起源、文化的背景、そして各地のハムの特色について詳しく解説します。ハムの製造技術の進化や、ハムを使ったレシピの多様性も紹介しています。この記事でハムの魅力を再発見しましょう。
ハムの日(8月6日)について
8月6日は「ハムの日」として知られており、この日は日本ハム・ソーセージ工業協同組合によって制定されました。この記念日は、ハムをはじめとする食肉加工品の製造業者を支援する目的で設けられています。
日付の選定は「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせから来ています。
この組合は1949年に設立され、東京都渋谷区の恵比寿にオフィスを置いており、組合員は食肉加工品の共同購入、販売、保管、運搬、検査など多岐にわたる業務を行っています。
イベントとプロモーション
「ハムの日」には、全国のスーパーマーケットや百貨店でハムを特集したイベントが開催されることが多いです。試食会や割引販売が行われ、消費者にハムの魅力を直接伝える機会が提供されます。また、レストランやホテルでも特別メニューが提供され、ハムを使った料理を楽しむことができます。
ハムの基本と歴史
ハムは主に豚肉や猪肉のもも部分を塩で味付けし、加工した食品です。これには燻製を施したものが多いですが、燻製でないタイプもあります。「ham」という単語はもともと動物のもも肉を指しますが、今では一般に塩漬けにした豚のもも肉を指すことが多いです。
ハムの種類
ハムには様々な種類があります。例えば、ロース肉から作るロースハム、肩肉で作られるタッソハムやショルダーハム、骨を取り除いたもも肉から作るボンレスハム、バラ肉を使用したベリーハムなどがあります。日本では、加熱処理を行わないハムを「生ハム」と呼びます。
ハムの始まり
ハムとソーセージの発祥は、狩猟時代に肉を塩漬けにすることで保存技術が発展したことに起因します。特にロースハムは、その手頃な価格と日本人の好みに合った風味で1960年代から家庭で広く愛されるようになりました。
日本におけるハムの歴史は古く、肉の保存技術は有史以前からありました。本格的なハムやソーセージの製造は、徳川時代の長崎・出島にオランダ商館が設立されてから始まります。
1872年には、アメリカ人からハムの製法を学んだ片岡伊右衛門が長崎でハム製造を開始し、その後、1878年のフランス万国博覧会に日本製ハムが出品されたこともあります。
昭和初期にはハムは高級品でしたが、1960年代にはより広く普及し、現在では日常的に楽しまれる食品となっています。
生ハムの日もある
日本で「生ハムの日」と呼ばれる11月11日は、ハムの日とは異なる記念日です。
この特別な日は、スペインの収穫祭にインスパイアされており、スペインでは11月11日に生ハムを製造する慣習があります。この背景から、日本生ハム協会が2016年にこの日を「生ハムの日」として設けました。
毎年この日には、生ハムの魅力を広め、その味わいを多くの人に知ってもらうための様々な普及活動が行われています。
お歳暮としてハムが選ばれる理由
ハムが日本で初めて現れたのは明治時代であり、その当時は非常に高価で珍重された食品で、明治天皇への献上品としても用いられていました。当時の価値で7万円から8万円程度の価格がつけられるほどでした。
この背景から、ハムをお歳暮として贈る習慣が根付きました。ハムの長期保存が可能であり、開封後もすぐに食べられる便利さが、贈答品としての価値を高めています。
ハムの文化的意義と各地のハムの特色
ハムは、その製造法や原料によって様々な文化や地域の特色を映し出しています。例えば、イタリアのパルマハムやスペインのイベリコハムは、それぞれの地域の気候や伝統が色濃く反映された名産品です。
日本国内でも、地方によって異なる種類のハムが作られ、地域の特産品としての役割を担っています。北海道の豚肉を使用したスモークハムや九州地方の特有の味付けがされたハムなど、各地の気候や食文化がハムに生かされています。
ハム製造の技術進化
近年のハム製造技術は飛躍的に進化しており、品質の向上だけでなく、生産効率も大きく向上しています。最新の技術を取り入れたハム製造ラインでは、衛生管理が徹底されており、安全で美味しいハムの提供が可能になっています。また、環境配慮型の製造プロセスも導入され始めており、持続可能な食品製造に貢献しています。
ハムを使ったレシピの多様性
ハムは、そのまま食べるだけでなく、様々な料理の食材としても使用されます。サンドイッチやサラダ、パスタ、ピザなど、日常的な食事からパーティー料理まで幅広く活用されています。
特に家庭での料理において、ハムは手軽に使える食材として重宝されており、忙しい日の料理や突然の来客時の一品としても役立ちます。
まとめ
この記事では、ハムの日の起源から現代におけるハムの文化的意義、製造技術の進化に至るまでを掘り下げました。日本各地で異なる特色を持つハムの製造法や、世界中で愛されるハムのレシピについても触れ、ハムがいかに日本の食文化に根ざしているかを示しています。
ハムの日を通じて、ハムの多様な魅力を深く理解し、その豊かな味わいを楽しむ機会を得ることができます。

